聖道流

聖道流について

 

道 訓

空手道場修行者は、礼節を重んじ、心、体、技の三位一体化の、境地を追求し、温和、謙譲、克己の心を忘れることなく、常に、己を虚しく自省し、術より人の道を探求すべし
 道場は神聖にして心の霊場なり、粗暴な、喧嘩、口論、他流試合等せし者は破門す。


日本伝聖道流空手道
 初代宗家  水 野 聖 道



聖道流の起源


聖道流創始者である初代 水野聖道は明治44年に誕生しました。
幼少のころから身体が丈夫でなかったため、若いころはできる限りの運動をして体を丈夫にすることを心がけていました。
コンクリートの塊(今でいう鉄アレイ)を自分自身で作り、鍛錬を行った事もありました。

水野聖道が空手道を始めるきっかけとなったのは、青年期の日本拳法との出会いです。
あらゆる格闘技に興味があり、方々へ出向き格闘技の視野を広げました。
空手道を通して自らを高めようと思い至ったのが昭和時代初期の頃。
当時は道場も何もありませんでしたので、数人の仲間と借りた柔道場や公園等で練習をしたりと聖道流空手道の基礎を築いてきました。

そして昭和28年、名古屋市南区に空手道場を創設し、日本伝聖道流空手道を名乗るに至りました。
当地で多くの門弟を輩出し、昭和47年に永眠。
当時30歳の長男忠政が二代目宗家を継ぎ、現在に至っております。